寄稿記事
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荻窪「安斎」 東麻布「野田岩」
鰻丼はいまや劣勢である。
食べ歩き , 寄稿記事鰻丼はいまや劣勢である。 鰻屋では、右を見ても左を見ても鰻重。僕はそんな希少鰻丼の擁護派である。 丼とお重の違いは器だけでない。 第一に、テーブルに置いて手……
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西麻布 「ビストロ・ド・ラ・シテ」
これぞビストロ
食べ歩き , 寄稿記事1971年に出版された、辻静夫氏の「パリの居酒屋」という名著がある。 ’あとがきで氏は、ビストロの訳に居酒屋とあてるのは、「少なからぬ抵抗がありましたが」と断……
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日本橋「てん茂」
素材の旨みだけを凝縮させた、江戸前天ぷらの醍醐味を感じ取れ。
寄稿記事天ぷらは、すし、うなぎ、そばと並んで、江戸時代から連綿と受け継がれた東京の食文化である。では、その魅力とはいったいなんだろう。 吟味した素材に衣をつけて揚げる。……
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喫茶カレーの醍醐味は、コーヒーを飲んだあとにやってくる。
寄稿記事喫茶店は、カレーを食べにいくところではない。 茶をのみ、喫煙して、のほほんと過ごすところである。 食べ物も、本でも読みながらつまむサンドウィッチがふ……
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オムライスの命は卵にあり。半熟卵とご飯が織り成す競演に陶酔せよ。
食べ歩き , 寄稿記事白い皿に鎮座した黄色い巨体。中腹を彩る一筋のケチャップ。 オムライスが登場すると、「ワァーイ」と子供のようにはしゃぎたくなる。 いくら美食を重ねても……
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高円寺 オステリアデフィリオ
気軽な庶民の町の店
食べ歩き , 寄稿記事世の不況は続けども、新規開店が相次ぐイタリア料理店の隆盛は止まらない。 隆盛の波は、港区、渋谷区、中央区といった過密地帯を覆いつくし、ロックと沖縄民謡渦巻く庶……
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恵比寿 ウェスティンホテルの「龍天門」
合 桃 担 々 麺 千四百円
食べ歩き , 寄稿記事合 桃 担 々 麺 千四百円 ウェスティンホテルの「龍天門」は、高い天井と広々とした室内を持ち、中国の壺や彫像、中国風の門が設えられた、華やかな高級中華料理店で……
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阿佐谷「なかよし」
鉄 鍋 餃 子 五百円
食べ歩き , 寄稿記事鉄鍋餃子というものが、博多でえらく人気らしい。 その発信地「鉄なべ」は、二十年ほど前に屋台よりスタートしたそうで、現在では、中洲、祇園、荒江と福岡市内に三軒の店……
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新宿「クンメー」
センヤイ パッキーマオ千円
食べ歩き , 寄稿記事センヤイ パッキーマオ千円 「クンメー」は、台湾、韓国、ビルマ、マレーシアなどの民族料理店が立ち並ぶ百人町の一角にある、小体なタイ料理店である。 廉価な価格と、……
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三鷹 ハルピン
セ ロ リ と餃 子。
食べ歩き , 寄稿記事セ ロ リ 餃 子 五百四十円 鮭、いか、海老、セロリ、チーズ五百四十円。ニラ、椎茸、ピーマン四百九十円。 すべてこれ、餃子と小籠包の店、「ハルピン」の餃子のラ……
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