ハノイ救済報告VOL7
選んだホテルは、創業1911年ソフィテルメトロポール。
理由は、朝食が一番おいしいこと。
昨日昼から夕食と、7食も食べたが、
胃袋は、都合良く、昨日の記憶をなくしたようだ。
しかしホテルで満腹になってはいけない。
本日第一の作戦行動は、【街で朝食を!】であるから、【ホテルでは軽く】。
が正解だ。
「まあ、果物とサラダ、ジュースとフォーを少しだな」。
と思うも、胡瓜、セロリ、リンゴの、青々しいデトックスジュース。
ヨーグルト、バナナ、スイカのスムージー。
マンゴスムージー、レモンジュース!!
と飲むうちに、さらにお腹が減ってくる自分を発見する。
洋食コーナーでは、コックがオムレツの注文が入るのを手ぐすね引いて待っている。
そのわきにはポークビーンズとマッシュルームスープに、クリスピーベーコン。
振り返れば、たらりと流れる蜂蜜越しに、パンケーキが次々と焼きあがっている。
和食コーナーでは、味噌汁冷奴に塩鮭、玉子焼き。
白粥の横には、塩蛋が入れてくださいと訴える。
サラダをとって席に戻れば、頼みもしないのに、クロワッサンやブリオッシュが盛合されて、香ばしい匂いを振りまいている。
これで軽い朝食が無理なのは、自明の理である。
だがそこは、ぐっと自制した。エライ!!
自制に自制し、ベトナムコーナーだけで我慢することを決意。
ところが、お姉さんがクレープの要領で焼く、小さき春巻きのうまいこと。
中は味付けたもち米で、もっちりとしてほの甘い皮と実に相性がいい。
酸味と辛み、ピーナッツの甘みが混ざったソースに付ければ
ああだれか止めて。
また、その場で作るフォー・ボーの、澄んだ味わい!!
香草の香り高いこと!!
困った。
空芯菜の炒めもうまい。
困った。
炒飯風炊き込みご飯もうまい。
困った。
結局最後は、フォーのスープだけもらい、空芯菜をジャスミンライスに少しだけのせ、
スープ茶漬け。
どこが自制だ。バカヤロウ
この後の朝食ツアーは大丈夫か。