「一年中食べたい」。 2012.05.07 日記 , 葉茎菜 , ご飯料理 Tweet 「一年中食べたい」。 子供の頃より、七草粥を食べる度に思っていた。 大根や蕪の甘味が粥に染み渡り、そこに芹や青菜の香気とほろ苦みが広がっていく。 冬の寒さを和らげる慈愛が、茶碗の中に溢れて、幸せがにじり寄る。 なずな、ごぎょう、はこべら、仏の座。 日常生活では触れることのない、生命力の強い草たちのありがたみが身にしみて、ふうっとため息をつく。 時期に食べるからこそのありがたみとは知りつつも、ああ一年中食べたい。