駅弁勝負第88回

駅弁 ,

駅弁勝負第69回
駅弁を縦に置くか横に置くか。
それは重要な問題である。
大抵は横置きで、右利きならオカズ右でご飯はひだりだろう。
つまりおかずを食べ、その勢いでご飯を食べるという、真っ当な考えである。
縦置きでご飯手前の方は、とにかく飯を食いたい。白いご飯を食べたいという意思表示である。
で僕はというと、オカズ手前縦置き型である。
理由は、少しでも炭水化物を制限するという無駄な抵抗をしているため、なるべくご飯を遠ざけたいがためである。
勝負の際、相手がどんなポジションをとつているのか、観察するのが楽しい。
今回の勝負は、「幕之内弁当 」日本ばし大増 1100円 である。
様々なオカズが入っていていい。
しかしこれを食べると700円代で購入できる崎陽軒の幕の内がいかに優れているかわかる。
弁当というものに、ご馳走的な料理はいらない。
必要最低限の美しさがあるということが、弁当の良さでもあると思う。
さて勝負の方である。
隣は推定40代後半夫婦。
奥さんはたけのこ弁当横置きだか、同じ日本ばし大増なため引き分け。
旦那は松川の牛肉弁当。
やる気のない食べ方ゆえ、勝ち。
その後ろは、50代中盤男性。
牛肉弁当にチキン弁当のチキンを付け足し、猛然と食べている。
肉好きなのね。
鳥唐揚げを齧ったあと、牛肉とご飯をかき込むを繰り返している、
鳥の唐揚げを受け止めるには、味濃すぎないか? と疑問がついて勝利。
その後ろは、30代前半女子2人。
どこかのブーランジェリーで買ってきたのだろうか。
1人2個ずつペストリー系バンを買ってきて、仲良く分けながら食べている。
そうか。弁当ではなく、この手があったか。
実に楽しそうで、完敗。
ご飯 2もっちり おかず 1 価格1
箸2 特記 郷土色か個性点ノスタルジー
総計6 点(軟骨入り鳥つくね揚げ和風タレ和え2軟骨がいい 銀鮭塩焼き1痩せている。玉子焼 1味薄い がんも煮 2 キクラゲ入り 揚げ蒲鉾2 海老磯辺揚げ 1 ひじき煮 1 以下1こんにゃく煮 人参煮 青唐辛子味噌カップ 蓮根煮 梅干 パプリカ揚げ グリンピース いんげん 胡麻
こうやって食べるといかに崎陽軒が優れているかわかる。
隣夫婦だいますの筍弁当
松川弁当。