明石の立ち飲み「吞んべ」

食べ歩き ,

90種類。
明石の立ち飲み「吞んべ」の料理の数である。
串カツとおでんの種も入れたら、114種類。
居酒屋の鑑、呑兵衛天国である。
しかもこれらを夫婦二人で切り盛るのである。
出てくるまで多少時間かかっても怒らないよ。
しかも安いのである。
チキンカツ(でかい)250円、豚生姜焼き300円 カワハギや子ダコ煮つけ400円
オコゼ唐揚げ300円、湯豆腐200円、ちくわキュウリ200円、地酒380~500円。
とにかく501円以上のものがない。
しかもバラエティーに富んでいるのである。
各種刺身から、串カツ、おばんざい、中華そば、ナポリタン、麻婆豆腐(250円)など。
しかも、東京の普通の居酒屋だったら皆裸足で逃げ出すほど、刺し身の質が高い。
僕は「田中屋」「吞んべ」を毎日交代で出かけたいな。
今回は250円の麻婆に挑戦したかったが、ぜんかい「ナポリタン」といって、なぜかたらこスパを出されたので、思い立ちがたく、「ナポリタン下さい」と注文した。
「うどんでいい?スパゲティは時間かかるけど」。と返され、
「うどんで」とお願いした。
このまみれ感がすばらしい。油絵の具を塗り重ねたような、ケチャップの層がいい。
具は赤ウィンナー、玉葱、しし唐に茄子。
普段はナポリタンに参加しない野菜がいい。
味が濃いからお酒が進むのね。粉チーズもタバスコもないけど、それがまた潔い。
おこぜのから揚げも、
「旬のおすすめはなに?」と常連に尋ねられ
「ハンバーグ」。と、即答したお母さんに敬意を表して頼んだハンバーグも、おいしい。
付け合せのマカロニサラダに泣いて、もう一杯。