鳩の色気 2013.09.24 食べ歩き , 中国料理 , 鴨ほか鳥類 , 中国 Tweet <成都満腹報告〜鳩の色気> 「金牛賓館」の「樟茶乳鳩」。 日本でおなじみ楠とジャスミンで燻した「樟茶鴨」に続いて登場した。 齧りつくと鳩は、しなやかな身が伸びるようにして骨から外れる。 胃袋をくすぐる香りとともに、鳩のジュースが口の中に流れ出す。 そこにはなにか人間に甘えるようなうま味があって、鼻息が荒くなる。 無我夢中にさせる滋味には、鴨より情緒に富んだ味わいがあって、間違いなく色気が、ひっそりと潜んでいる。