駅弁勝負
初めての外国人対決である。
隣は推定40代の白人夫婦。後は推定40代黒人女性一人旅であった
ご夫婦は、潔癖症なのだろう,座るなりテーブルを消毒液で拭き出した。
そして袋からペプシを取り出し、ワッフルのようなものを、それぞれ一つずつ食べている。
続いて黒人女性は、ミックスサンドを取り出した。
飲み物はなし。スマホを見ながら食べ、一切れを残したまま、またスマホを見ている。
どちらも楽勝である。
品川に着くと、また40代の白人夫婦が乗ってきた。
旦那さんは、「一てまかけた唐揚げ弁当」であり、奥さんは「新幹線E7系弁当」である。
おそらく,旦那さんは、でかい唐揚げが5個も入ったヴィジュアルにそそられ,奥さんは,新幹線の形の容器が可愛いと思ったに違いない。
さて僕は,初めて食べる「紅鮭あきたこまち」である。
秋田の関根屋のものだから間違いない。
何よりご飯がうまい。
塩鮭は、サンプルより小さかったが味はよろしい。
いぶりがっこ,ふき煮、珍しいわかさぎ唐揚げも,旅情を煽っていい。
でも僕が向かう先は、滋賀県だけどね。
ネックは1480円という価格である。
東京駅「てとて」のおいしい駅弁大賞2019でグランプリとなった「おいしい海苔弁当」1080円に、質や量,値段ともに敗北している。
唐揚げ弁当は,1080円。
新幹線E7系弁当は、1370円。
かなり不利であるが,両者がJR系弁当会社の低クオリティということを鑑みて、かろうじて勝利した。
275紅鮭あきたこまち 1480円 秋田 関根屋
ご飯 2おかず 1 価格1箸1 特記 郷土色1総計6 点ご飯 2酒塩麹漬け焼き2 玉子焼き0 ごぼう生姜2 とんぶり入浦鮮天1きゃらぶき煮2 りんごコンポート1 椎茸煮 1わかさぎ唐揚、1いぶり大根漬2 梅2香味海苔