駅弁勝負第78番

駅弁 ,

変わらずガラガラの東海道新幹線の中で、久々に弁当勝負ができた。
新大阪駅の改札近くに、神戸の「淡路屋」と、復活した大阪「水了軒」の弁当を売っている売店がある。
もし弁当初心者なら、ここで弁当を買えば間違いない。
特に「水了軒」は、どれを買っても裏切りがない。
さて今朝は、食べたことがない「大阪焼鳥弁当」を買ってみた。
近隣は、30代半ばの男性二人である。
一人は、サンドイッチを取り出し、コーラを飲んでいる。
もう一人は、カツサンドにスタバのコーヒーである。
後者の方が手強い。
しかし新幹線が動き出す前に食べ始めた。
お腹空いて我慢できないのだろう。それはわかる。
でも出張だとしても、もう少し待てないか。
新大阪から東京へ向かう場合、進行方向に向かって右窓の席を取り、京都駅を経って10数分ほどで近江八幡の手前、野洲川を超えたあたりで景色が開ける。
古墳や小山が連なる景色が見えるので、そこで弁当を紐解くというのが、鉄則なのである。
いくらお腹すいたからって、動き出す前に食べてはいけません。
これは勝ちである。
さて大阪焼鳥弁当だが、よくよく考えられている。
普通焼鳥弁当といえば、焼鳥とつくね、レバーくらいの布陣だろう。
それが、鶏肉タレ焼き、つくねタレ焼き、鶏手羽中タレ焼き、砂肝塩焼き、せせり塩焼き、鳥軟骨唐揚げと各部位が入っている。
せせりに軟骨ですよ旦那。この水了軒という会社が、いかに食いしん坊がいるかということがわかる内容である。
しかも、タレ焼きは三者とも、タレ味の濃度を変るという凝りようである。
こういうのは嬉しくなるね。動き出してから食べても楽勝だったなあ。
というわけで、昨夜大阪肥後橋「吾一」で焼き鳥食べたばかりなのに、また食べてしまった
大阪焼鳥弁当  水了軒   980ご飯 2おかず 2価格2
箸2 特記なし 郷土色か個性点ノスタルジー