駅弁勝負
帰りも勝った。
創業明治22年、米原井筒屋の「近江牛としょいめし」1300円。
隣はサンドイッチ。
行きも帰りもサンドイッチに出会うと、世の人たちが安易なのか、私が勝負にこだわりすぎなのか、不和になる。
さて「近江牛としょいめし」であるが、湖北産の丸大豆と国産小麦を使い、三年熟成させた、かねなか醤油店の「しょい」つまり「醤油」をご飯に混ぜた弁当である。
1、 刻み海苔が別袋に入れられている
2、 牛肉の味わいがいい。ステーキは柔らかい。
3、 左手がミニステーキと甘辛醤油味に染めたご飯
4、 右手が味ポン酢で甘辛く玉葱と牛肉を炒めたものと、醤油をまぶしたご飯。
5、 上の肉の味と下のしょいめしの味が一緒ではないところがいい。
6、 つまり右と左の肉の味が、ご飯では入れ替わっている点が憎い
7、 撮影用に海苔をふったが、以下のようにして食べるとよい
肉を双方一端蓋に避難させる。
右側のごはんに海苔を散らし、牛肉炒めを戻し上にのせる
左側はシソを満遍なくご飯に混ぜ込み、ミニステーキを戻す。
一気呵成に掻き込む
勝ち名乗りをあげたくなる弁当である。