餃子。君はなにを想ふ

日記 ,

餃子よ餃子。君はなにを想ふ。

柔き白肌、温もりに包まれて、なにを想ふ。
肌の一部を焦げ色に染めて、なにを想ふ。
おいしくなれと包んだ願いを膨らませて、なにを想ふ。
そっと噛んでね。
カリッと音を立ててね。
飛び出す汁を受け止めてね。
練られた肉の滋味と野菜の優しさを、そっと噛み締めてね。
なにも言わずとも、わかるよ。
君はそう言いたいんだね、
餃子よ餃子。君はなにを想ふ。
柔き白肌 温もりに包まれて、なにを想ふ。