お粥で鳥肌が立ったのは,初めてかもしれない。
そのお粥,ジョークは,タイの米粉のお粥である。
ナンプラーと砕いた落花生、唐辛子で味付け,ギタローシヤモの骨側の肉を叩いてつくねにしてある。
米の優しい甘みが広がって、その後から、様々な香りや旨みが静かに忍び寄る。
余計なものが一切ない滋味は、食べ始めた我々の味覚を撫で,食欲をゆっくりと起こす。
ふた皿目は、赤族の方式で作ったというラープだった。
彼らが必ず使うニラの根とノビルを使い、近所で飼われているイトウを使ってラープにしてある。
セリとパクチーをたたき、ハーブとスパイス二十種近く混ぜ込んであるという。
食べれば、ハーブの海をイトウが泳いでいく。
ラープなのでしっかりと辛いが、その辛味がなんとも愛おしい。
次の皿はタップワーンといって、甘いレバーという意味を持つ料理だった。
普通はご飯と食べるが,今夜はなんとうどんである。
レバーダレうどんといったところか。
レバーペーストの塩梅がよく、レバーの甘みと鉄分が緩やかに舌に広がる。
酒粕 で伸ばしたペーストを、ギタローシヤモのスープで伸ばしたのだという。
タイに小麦粉のうどんはない。
だが、レバーの甘みに抱かれたうどんは、実に心地よさそうだった。
伊那郡箕輪 「guuut」にて