車で走ること一時間、山城の里、南漢山城に着いた

食べ歩き ,

車で走ること一時間、山城の里、南漢山城に着いた。
お昼御飯は、「ケミチョン」で「タッペクスッ」を食べようという企みである。
まず常備菜が運ばれる。ペチュキムチと豆腐。、若大根の水キムチ、春菊と三つ葉のナムル、ぜんまいのナムル、ホンダワラのようなう海藻の白和え、椎茸のナムル、葱のキムチ等がすらりと並ぶ。
芋の甘い香りが鼻に抜けていく、じゃがいもチヂミをたべていると、主役「タッペクスッ」が登場した。
茶色のスープに鎮座した丸鶏の上にはニラ、鹿角、棗、クリ、ウコン、木片のようなハンギに朝鮮人参である。
待つこと10分。煮立ってきたところを見計らって、店員が料理バサミで食べやすいように鳥をさばく。
スープを飲めば、「ああっ」と、嘆息。
滋味がまろやかに抽出されたスープが、口いっぱいに広がり、なんともうまい。
漢方の滋養が染みこんだ鶏肉は、噛むまでもなくほろりと崩れ、コラーゲンのうまみ残しながら、喉に落ちる。
サンゲタンより薬草類の味と香りが複雑で、タッハンマリより味わい深い。
食べるほどに身体が上気し、力がみなぎっていく。
締めは、粟を炊き込んだ御飯の雑炊である。
スープを煮立ててご飯を入れて、しばし炊けば、これまた極上、滋養の宝庫。
満腹のはずが、漢方効果か、するする入る。