朝食は、ホテルでは食べない

食べ歩き ,

朝食は、ホテルでは食べない。
もしくはホテルで軽く済ませ、外で朝食を食べる。
これがソウルでのお約束である。
今朝はムギョドンのタラ汁か、明洞のコムタンか、悩みに悩み、コムタンにした。
コムタンは1万2千ウォン、内臓入りで15千ウォン。うむ。8年前より400円も値上がりをしている。
うっすらと脂が浮いた透明なスープを飲めば、優しく、丸く、実に淡味で、心が柔らかくなる。
そこに塩を入れれば、隠れていた甘みが顔を出し、もう笑いが止まりません。
ネギをたっぷりとかけ、ペチュキムチとカクテキを合間に挟みながら、飲み進む。
そしてスープがなくなったらお代わりして、追いスープをし、キムチもキムチの汁もお代わりするのが、僕のやり方である。
このキムチ汁を、スープに入れて、赤く染める。ふふ。これがまた、辛味と酸味が加わりたまらんのだな。スプーンが止まらないぜ。
中には、生卵をおとし入れて食べとる人もいる。おいしい。間違いなくうまいに違いないことは、安易に想像がつくが、外国でなの生卵はリスクが高いので、良い子としては断念をした。

河東館本店