日本最大、世界二番目のカルデラ湖である屈斜路湖から、クスリ・トゥ(アイヌ語で、薬の水辺 釧路川)を、カヌーで下った。
湧水で満たされた屈斜路湖を源流とするクスリ・トゥは、水量の増減がない。
そのために、橋は低く、石や岩で作られる河辺がなく、いきなり植生があり、川の匂いもない。
湧水ゆえに、透明度が極めて高く、沈黙している。
不純がなく、冷たく、澄みきって言ういる。
野鳥(白鳥やツグミなど)の声が響き渡る中、カヌー静かに進んでいく。
途中の中洲で、用意していただいた、ホットチョコレートを飲み、またカヌーに乗った。
一緒に乗った犬たちもおとなしく、自然に馴染んでいる。
僕は鼻から息を吸い、口から息を長く吐き、一瞬の瞑想をした。
川に、山に、雪に、空に、木々に、大地に抱かれている自分を、天上から誰かが優しく見守っている。
僕は、その存在に、畏敬の念を抱きながら、深く感謝をし、川を下って行った。
行きたい人







