盆暮れ正月が、一緒にやってきた。
野菜の甘みだけが溶け込んだ、優しいスープが体を清らかにすれば、ほうら運ばれた。
メンチにハンバーグ、ポークカツの盛り合わせ。メンチは肉の香りに富んで、ハンバーグは肉肉しい。
肉に密着した香ばしい衣に歯を立てれば、メリッときめ細かい肉に歯が包まれる。
ああ、豚だ。豚のあまい香りだと有頂天。
十日間かけたというデミグラスソースは、酸が鋭く効いて、後を引く。
芋の香りを撒き散らす、マッシュポテトもたまらんぞ。
ご飯は、コシヒカリと京都の酒米、京都の輝きを合わせたもので、一粒一粒が艶やかなり。
顔を近づければ、甘く香り、口の中で優しく弾む。
よしこうなっらビーフカレーも頼もう。近うよれ。
このかれー、またまた巧みな酸味でクセになる
京都おがたにて