独活 旬の歳時記 2012.03.29 食べ歩き , 葉茎菜 , Tweet 「歯触り以外に、なにがいるのだ」。 ウドは問う。 微かな香りに、ほのかな甘みと苦み、香りが漂うが、それよりも痛快な歯触りが圧倒する。 晩冬の酒亭にて、ウドの酢味噌和えにぬる燗を合わせながら、「シャクシャクッ」と音を立てていると、勇壮な気分になる。 ウドは、陰気な穴蔵育ちなのに、なぜこんなに溌剌としているのか。 恐らく最初に育成方法を発見して食べた人は、そのあたりに希望を見出したのではないだろうか。 3月から5月