水ナス.

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室町時代は、ミカンらと一緒にされ、果物として分類されていたという。

それもそうだろう。

水ナスの皮は薄く、歯を入れると、パシュッと音が立つかのように、汁が勢いよく弾け出る。

これはまさしく果物の清涼ではないか。

みずみずしい生もいいが、味が深まる一夜漬けもいい。

手で千切ってから、手づかみでほおばり、すかさず盃を口に運ぶっ。

ああ、夏だなあ。