日本一行くのが難しい料理教室

日記 ,

日本一、いや世界一行くのが難しい料理教室が京都にある。
「京ぎおん浜作」の料理教室である。
実は一昨年一年間通わせていただいた。
それまでは、一応仕事の関係上、ひととおりは料理のことは知っていると思っていた。
しかし通い始めてすぐに、未熟、未知という言葉を噛み締めたのである。
切る、茹でる、蒸す、煮る、焼く、和える、味を整えるといった料理の基本はもちろんのこと、調理器具の効率的かつ安全な持ち方から、料理の装いかたまで、三代目主人森川裕之氏は、実に理論的かつ明快に教えてくれる。
しかも料理の間で話される、時折辛辣な意見も冗談混じりで交えた昔話や京都の話が、とんでもなく貴重で面白い。
数ある料理教室に参加したが、これほど知的好奇心をくすぐる教室はないだろう。
だからこそ先々まで満席であり、今年受けた人は来年も受けるのだから席は開かない。
みなさん、この料理教室のためだけに全国から足を運ぶのである。
「浜作」は二年間休業していたが、7/6に移転して新しい店が開店することになった(こちらも席の予約が至難である)
新規開店を機会に、世界一行くのが難しい料理教室を、オンライン会員制で始めるという。
料理好き、食いしん坊なら、いや料理人の方でも入らずにいられようか。
料理教室だけではない。
クラブオン浜作プランに入会すれば、さらに知的好奇心をくすぐる楽しみが待っているという。
「うちはガラパゴスですから」とおっしゃられる森川さんの、料理や各食材の常識がひっくり変える話。
食や歌会著名人との対談。
普段は取材など受けない京都老舗食材店や職人さんとの対談。
生産者との対談。
川端康成氏や著名歌舞伎役者、谷崎潤一郎といった常連だった方々や、ダイアナ妃、チャップリンなどのご来店の話。
器や絵画の話。
森川流おしゃれの話。
クラシックやジャズの話。
京都人だけが知っているマル秘の裏話(僕は最もこれが知りたい)などが毎月配信されるというのである。
こんなオンラインサロンはかつてなかったろう。
時期は7月から、下記で申し込みができるそうです。
なんか他人事ながら嬉しいので、申し込みの際に、紹介者を「マッキーさん」と書いていただければ、個人的に特典を考えちゃいます。