幸せ

食べ歩き , 日記 ,

幸せ。
昼の二時。
釜山のシジミ汁屋のレジで、
オンマは寝ていた。
口を開けて大いびき。
爆睡である。

しかし客も従業員も気にしない。
金を払おうとレジに向かったら、従業員に制された。
肩をすくめるようにして口に人差し指を当てた。
従業員に金を払い、
シジミの滋味をかみしめながら店を出る。

これから僕は、シジミ汁を飲むたびに、
いびき声を思い出す。