左も来た

日記 ,

左も来た。
ネタではない。
大変よく切れる包丁ゆえ、爪もなんなくそぎ切りにしたのである。
両人差し指に、指包帯。相当変なおじさんである。いやもはや宗教である。
ちなみにこれでは、キーボードで打つと極端に遅く、ちっとも原稿が進まないのである(言い訳)。
これはすまほで打っている。おっさん的人差し指でなく親指一本。
このままいけば私は、女子高生なみに早くなるに違いない。
しかし不便だ。
あなたは、中指、薬指、小指だけで頭を洗ったことがあるか?
靴紐を結んだことがあるか?
煎餅の袋を 引き千切れるか?
不便である。
しかも普段は気がつかないのだが、人差し指の先端は、しょっちゅうどこかにぶつかっているものらしい。
右で痛、左で痛っの頻発である。
人間失ってみて、初めて有り難みがわかる。
私が完治するころには、すっかり思慮深いにんげんになっているに違いない。
さて、今ここまで読んで、懸命なる読者は、この写真をどのような方法で撮ったのか、ぎもんに思った人もいよう。
当然自分1人では無理である。
妻子は出かけている。
隣人に頼む手もあるが、普段の奇異疑惑が加速するのは、目に見えていたので、年老いた母に頼んだ、
牧元禎子83歳,初スマホである。
これなに?と聞くが構わず持たせ試し撮りをした。
そして本番、一発で成功。
出来の良さに、「あらよく撮れたじゃない」と、母はご満悦で
「この指どうしたの?」とは、最後まで聞かなかった、
パチパチ。