山バスクあるあるの巻。
さて。
昼ご飯は、アエズ村にあるこの間BSNHKで放送された、世界一入りにくいレストランに行くつもりが、急遽料理長の体調悪く休むというのことで、タクシーでビアリッツからバイヨンヌ駅まで行き、アルデュードまで行く予定に変えだが、街にはタクシーのタの字もない。
さっきここまで乗ってきたタクシー会社に電話するも、まったく出ず、他のタクシー会社2社を探し当てて、ようやく来ていただく。
駅の窓口に行くも、12時の電車が運行中止という素晴らしいお告げ、なぜ運行中止なのか聞くも、「私の仕事ではありません」と世の中の摂理を説かれ、泣く泣く1435発の電車を買うも、フランス国鉄SNCFの気まぐれで昼ご飯を台無しにされ、駅の待合室で4時間過ごすのは忍びないとバスを見るが便がない。
なんとかタクシーを見つけて交渉するも、iphoneのマップの使い方がわからないとおっしゃる。
山の中に行くのはこれではあまりにも不安であると、茫然自失になりそうになるが、別の運転手が彼に使い方を指導し、なんとか発進するのだが、運転中に携帯電話をいじりっぱなしで、実に危なくシートベルトを余儀なくされ、不安は解消されない。
ようやく着いてカード決済をしてもらえるものも、電波が通じず現金で払う。
なんとか山の中に着いて、幸せの昼ご飯を食べる(後述)。
これで安心とホテルの部屋に入り、ちょっと横になるつもりが爆睡して夕ご飯の時間を過ぎていた。
慌てて支度して、雨の中で濡れながら、歩いて7分だというレストランに行くも、あまりの急勾配で、もはや登山の試練を受け、息も絶え絶えでレストランにつくも、暗いし鍵が閉まっており、ドアを叩いてでできた女性が、昨夜に今夜の営業を閉める決定を下し、あなたにも連絡したというが、メールには予約してOKのメールしかなかなく、粘るも、私ももう行かなくちゃいけないと泣きそうな顔をするので、諦めて下山し、またホテルのレストランで二度目の食事をする。
もし日本が同じようだったら、怒り出し抗議する人が続出するかと思うが、こういう事態の方がより人間的で、理不尽を受け入れることによって、精神が鍛えられるのだと教えられた。