大盛りの6杯分、7.2kg

食べ歩き ,

  • カツ丼並八百円

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高知県の大杉で「ひばり食堂」を営む親父さんの料理哲学は、揺るぎない。
「時々炒飯で、炒めが甘くて、ご飯が一部白く残っている時があるやろ。あれと同じや、カツ丼で、白いご飯が見えているのが許せんかった」。
かくして「ひばり食堂」のカツ丼は、バラ肉のカツを2枚乗せて、ご飯全面を覆うようになった。
だから食べる時には、カツを二切れどけてから、顔を出したご飯を掘削しなくてはならない。
当然量は多い。
多いが、甘辛いツユの加減よく、バラ肉脂の甘い香りも手伝って、箸が止まらない。
しかし上には上がある。
大盛りは、倍の量があるという。
実質内容量1.2kgの大盛りは、並の800円に対し、1000円と大食いたちを喜ばす。
しかし上には上がある。
特注の特大で、大盛りの6杯分、7.2kgという凄まじさで、1600円。
インスタ映え流行りで、食べられもしないのに頼む奴が多く、もし食べられなかったら、その日から二ヶ月間、特大の注文は廃止する。
そんな奴もいれば、一人で完食する奴も数多くいる。
「この間は若い女性が残さずたべました」
世にギャル曽根は多いらしい。
この話はまた。高知家の◯◯で。