夜中に目にしてしまった皆さん、すいません。

ヘルシンキで、昼からレバーを食べました。

公園横にあるガラス張りの老舗レストラン「カッペリ」は、日曜の昼とあって、上品そうな夫婦や家族連れで埋まっている。

皆さん、サーモングリルなどを食べながらシャンパンを空けていらっしゃる。

さてなにをしようと、当店のクラシックメニューを見ていると、グリルレバーを見つけてしまった。もう目も心も動かない。

食べたいものを頼むのは、タベアルキストとしては失格である。

失格ではあるが、「ヘルシンキのレバー事情」も調査しなくてはいけない。

運ばれた。

マッシュポテトの小山に置かれたレバーは、一枚ではない。

この下に４枚ほど隠れていたのね。ふふふ。

昼から２００g相当のレバーステーキと赤ワインをいただく。

これを幸せと言わずして、なんと言おう。

体を巡る鉄分とレバー様の香り。そこへ付け合わせのベリーを合わせて食べれば、さらにだらしない顔になるのであった。