南京で点心。

食べ歩き ,

ポタタター。
餃子を噛んだ瞬間、中から小籠包のように汁が溢れ出た。
回教徒の揚げ焼き餃子である。
発酵させた皮で、牛肉餡を包み、一旦焼いてから、菜種油で揚げ焼きにし、再び焼く。
皮はサクサクとし、油の香りをまとって香ばしい。
こうして南京に回教徒の料理が根付いているのは、昔南京は、江南地区の科挙の試験場だったという。
息子の試験を受けさせるため、両親も南京にやって来るが、帰る金がなく、飲食店を開いて生活の糧にする人がたくさんいたせいで、回教徒もそうして住み着き、料理が残っていったという。