軽井沢カーサディオオタ

何者にも邪魔をされていない、山椒の涼やかなる空気。

食べ歩き ,

清らかな朝を迎えるために、毎日このスープが飲みたい。
そう体が訴えていた。
湧水と150日平飼いシャモで取った出汁と、凍大根、その戻した水によるスープである。
そこに天然山椒の新芽をたっぷりと入れる。
スープは静かなうまみを広げながら舌に広げていく。
凍大根を噛み締める、
鶏肉をの滋味を味わう。
そして何者にも邪魔をされていない、山椒の涼やかなる空気を取り込む。
体に力が満ちていきながら、清らかにもなっていく。
そんなスープである。
昔は当たり前だったことなのに、現代社会では希少になってしまったスープの天慶に、深々と感謝をする。
軽井沢カーサディオオタにて