〈京都の平生〉カレーうどんの系譜。
今はなき、下鴨「しみず」の味を継承したという、カレーうどん。
肉も入ってなきネギだけのカレーうどんが、通常より50円高いのは、スープの仕立てが違うから。
一口すすれば、香り高きこと。
スパイスが鼻腔の襞を刺激して、コーフンさせられる。
だが奥底には日本があって、それが次第に顔を出し、最後には日本が強くなって、汁を最後まで飲ませてしまう。
つまり一幕、二幕、三幕の楽しみがある、カレーうどんなのであった。
一乗寺「うどんわだ」
京都 一乗寺「うどんわだ」
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