三島野菜のゴースサラダ

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レストランで昼時折サービスと称してミニサラダが付いてくるが、あれほど悲しくなる料理はない。

大抵は作り置きのためか葉類は乾燥して味気ないし、ドレッシングが申し訳程度にかけられているだけなので、葉類が油でコーティングされておらずに食感も悪い。

量もあまりにも少ない。

かといって残すのは忍びないので食べてしまうので余計に悲しくなる。

こうしてサラダへの欲求不満がたまると出かけるのが、「ラ・ブリーズ・ド・ヴァレ」だ。頼むのは「三島野菜のゴースサラダ」。

まず驚かされるのがその量だ。

マーシュ、レタス、サラダ菜、ラデッシュ、食用花、カブ、にんじん、黄大根、紅心大根、水菜、インゲン、ブロッコリー、アスパラガスに、セルフィユ、デイルなどが、直径三十センチほどの大ボールにどっさりと盛られるのである。

畑から直行したという野菜は、いずれもみずみずしく、甘く、苦く、香りが高い。

土の温かさがある。

添えられたフレンチドレッシングをかけまわし、トングでよくよく混ぜて食べれば、滑らかに口に入っていき、ドレッシングの塩と酸が野菜の風味を引き立てる。

まさしくこれぞサラダ。

一人で食べるにはかなり勇気がいる量だが、野菜それぞれの多彩な味わいがあって飽きさせず、食べているとなんともすがすがしい気分になってくる。

二人で分け合うのもいいが、ぜひお一人でひたすらムシャムシャと食べ、サラダの至福にひたることをお奨めする。

 

ラ・ブリーズ・ド・ヴァレ

「三島野菜のゴースサラダ」\1200

 

中央区新富町2-4-3 10:30~21 日曜休み 3552-2155

閉店