世界的な三つ星の味わいが、虎ノ門横丁のポップアップに登場。
スペインはバスクにある「アスルメンディ」エネコシェフが考案した、スペインのサンドイッチ「ボカティージョ」の未来である。
写真は「バスクー東京」と題されたオックステールのサンドイッチ。
バターをたっぷり使ってフライパンで焼いたパンに、オックステールの煮込みを挟んである。
しっとりとほぐれゆくオックステールとトーストの香ばしさが抱き合い、そこへフライドオニオンの優しい甘みが加わって、一口で笑いが出る
二つの旨味が重なり合うバランスが、少しエレガントで、三つ星レストランのエッセンスが感じられる。
他には、うなぎとアンチョビのエマルジョンに紫蘇を合わせたサンドやテリヤキチキンに辛いチポトレソースと鰹節を合わせたサンドもある。
さらにはデザートもいい。
一つは、マリトッチョのような、ブリオッシュ生地に抹茶クリームをたっぷり挟んだ、ボンバ・デ・ナタというお菓子で、大口を開けて頬張ろう。
そしておすすめが、バスクチーズケーキである。
ブルーチーズが練り込んであって、一口食べた瞬間にワインが恋しくなる。
濃密な味わいにやられる。
夜は、バスクのバルの定番「ヒルダ」や「トルティージャ」といったタパスで、チャコリを飲むのもいいね。
作るのは、若きスペイン人だから、酔っ払ってきたらここはバスクかとなるんだな。
9/20までです。