ファスティングで大切なこと

日記 ,

ファスティングは、終わった翌日の回復食が、最も大切らしい、
それは知っていたが、朝5時に起き、615の新幹線に乗って鳥羽まで来た。
日本食文化会議の「食を伝える」をテーマにした、三重大会に参加するためである。
高校生の地元食材を使った料理コンテストと、作文、アートを審査する。
「マッキーは、作文担当だからね」
「まかしてください」と引き受けたが、なんと料理も審査することになっていた。
つまり回復食に関わらず、食べなくてはいけない。
ちなみに回復食として許されたのは、豆、胡麻、野菜、キノコ類、海藻類である。
動物性たんぱく質である魚はダメ、肉は言語道断、脂肪分ダメ、ごはんとパンはもちろんダメである。
しかもよくよく30回以上噛みなさいという。
しかし6組の高校生たちが作ったものは、トンカツドック、ビザ、牡蠣の揚げ物、キッシュ、パイ包みマカロニグラタン、鯛ご飯である。
全部ダメではないですか。
さらに主催者から、会場内の喫茶の名物、牡蠣カレーもたっぷりありますのでどうぞと追い討ちをかけられた。
きっと僕は、こういう星の下に生まれたのだ。
少しずつ、ほんの少しずつ、味見すればいいやと思っていたが、高校生の作る姿の真剣さと熱意を見ているうちに、これはしっかり食べて審査しなくてはいけないと思った。
食べた。
きっと胃袋や腸も驚いているのに違いない。
せっかく休みをとって寝ていたと思ったら、いきなり叩き起こされて、重労働である。
子供達の発想には、形骸化した大人にはない、自由がある。
そして、地元の食材への愛がある。
料理としての乾燥度が低くとも、その発見が嬉しかった。
だから、ファスティング明けのおじさんは、しっかり味わいましたよ。
カレーはお願いして、消化がすこぶるいい、伊勢うどんに変えていただいたけどね。
君たちには関係ないけど。やわやわの伊勢うどんを30回以上噛むのは難しかったけどね。
清々しいコンテストだった。
現在夜七時、ホテルの部屋で1人寝っ転がり、懸命に働いているのだろう、キュー、グー、ゴロゴロ、クゥーと胃袋が歌い続けているのを、聴いて楽しんでいる。