白いキャンバス 2015.04.24 食べ歩き , 東京 , フランス料理 , スィーツ Tweet カンテサンスの最後は、開店来のスペシャリテ、「メレンゲのアイスクリーム」である。 同じく開店来の前菜スペシャリテ「山羊乳のババロア」とともに、白一色の料理である。 卵白が人の手を経ているのに感じさせず、卵の無垢がそのままアイスクリームになった味わいに、心が撫でられる。 ババロアで手渡された白いキャンバスには、岸田さんの料理が次々と描かれて、季節の色彩で満たされるが、最後は再び白いキャンバスになる。 我々は幸せの余韻だけを胸の内に抱いて、帰路につく。