イタリアVSオーストラリア 6/26

  • ピッポ

食べて食べて、歩いて歩いて、朝から深夜までビール飲んだ、濃密な一週間。 
しばらくドイツレポートをかってに続けますんで、テキトーに読んでください。 
まずはサッカーネタ。 
初観戦はカイザースラウテルン。フリッツ・ヴァルター・シュタディオン。それってどこ? 最も詳しいロンリープラネッツのガイド本にも載っていない、ドイツ南西部、ラインラント・プファルツ州の片田舎の小さな町。人口9万9千人だから、日本だったら埼玉の坂戸辺りか長野県飯田でやっているという感じ。 
駅も小さい。 
でも日本人なら忘れることの出来ない、あの悪夢のオーストラリア戦の会場だ。 
ちなみに余談ながら 町を代表するビアホール、ブラウハウス・アム・マルクトで働いていた女性をナンパして恋仲となり、3人の子供をもうけたのは、ギリシャ代表監督のオットー・レーハーゲルがラウテルンの監督だった当時プレーしていたミヒャエル・バラックだとか。 
なぜか文京区と姉妹都市を結んでいるというこの町は、憎きオージーとアズーリで溢れている。 
歌と叫び、声の大きさはオージー圧倒的に優勢。どうしたアズーリ!! 

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 目指すは丘の上のフリッツ・ヴァルター・シュタディオン

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 さあ試合開始。
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 試合結果はご存知の通りだが、デルピエロをトップ下にした4-3-1-2に対し、中盤をがんがん精力的に詰めるオーストリアに、イタリアなすすべなし。

 点の入らない展開にザンブロッタイラついているよう。
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 あせるピルロ。
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 早く出たいなあとピッポ
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 よっしゃ予想通りの展開やとヒディング。
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 やっぱ俺がいないとダメじゃない、だから最初から出しときやいいのにと、トッティ。
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 勝った。
 パルマでプレーするオーストリアの選手プレッシアーノと抱き合うデルピエロ。
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 喜ぶイタリアサポーター
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 試合は五時からなれど、むちゃくちゃ暑い。見ているこちらからもへとへと。
 こんな暑さで三時からやっていた日本チームの足が止まるのは当然。「暑いのは敵も一緒ですから」と中田は言っていたが、体力のある相手と試合をした場合、コンタクトを繰り返すことによってへたるのは体の小さいほうである。

 日本のマスコミの都合か知らないが、ワールドカップを甘く見てはいますか。入念さが足りていないとしか思えない。
 これを読んでも思います。
 http://wc2006.yahoo.co.jp/voice/nation/goto/at00009677.html
 
帰りの電車は地獄。一等を予約していたが関係なし。
乗れるかどうか。ガタイの大きい外人と怒鳴りあいながら突進して何とか列車に乗り込む。
我々チーム四人もバラバラ。
一人行方不明。危うく残留邦人になりそうだったが何とか列車に乗っていることが分かり、一安心。
日本はこんな奴らと戦ったんだょ。

 

イタリア対オーストリアの試合を見ていて感じたことが三つ。
1,ブッホォンの馬鹿キック。
  ゴールキックがとんでもなく高い。必要以上に高い。ドーム球場なら屋根に届くかと思うほど。もちろん遠くへも飛ばす。どんな足してんだか。

2,走るブッフォン。
 終了間際、グロッソが倒されてPKが決まった瞬間、ブッホォンが全速力でベンチまで走っていって監督や控えと抱き合って、また全速力でゴールへ戻った。ケッコウ足速い。
 
3,むなしい。
 フリッツ・ヴァルター・シュタディオンに入って、練習するオーストリアの選手を見たとき、いたたまれなさと悔しさが入り混じった。もしかしたら、ここにブルーのユニフォームを着てボール回しをする中田や川口がいたのだ。