あなたは、残し、捨てられゆくパン耳を

日記 ,

あなたは、残し、捨てられゆくパン耳を横目で見ながら、「申し訳ない」と思ったことはないか?
それなのに、サンドイッチは耳の食感が邪魔だと言う理由だけで、断ち落としてしまう自分がいたりする矛盾を、恥じていないか?
パンという食品の性格を考えると、耳が最も香ばしく、風味が強く、パンのおいしさを背負っているのに、白いふわふわに心を許している事を、反省してはいまいか?
昔のパン屋では、どこでもパンの耳だけを売っていて、そこにジャムサンドの一端が微量残されていたのを発見して喜んでいた自分は、どこに行ってしまったのか。
「そうだ! パンの耳でフルコースを作ろう!」 そう思い立ち、この人しかいないと思って、無茶振りをしたら、快く引き受けてくれたのが、高良シェフである。
僕の無鉄砲なアイデアも含め、アミューズから前菜、スープ、魚料理、肉料理、デセールに至るまで、7品の料理を作ってくれた。
ネットに上げられているような、お手軽安易な代用料理ではない。
誰もがパン耳の底力に驚愕する料理なのである。
詳細は、今発売中の「Dancyu」4月号を読んで欲しい。
全雑誌史上、初めてパン耳料理に6p!も割いた「Dancyu」の快挙である。

さて4枚目の写真ですが、もちろんパン耳は使われていますが、なんのフライでしょう?