〜水の王国の味〜

銀座「かわむら」。前菜の、ホタテ、ヒラメ、牛刺身、スモークサーモンから
コンソメスープ　ステーキ。
いずれもうまみの純度が、しびれるほど高い。
雑味が一切なく、うまみがするりと細胞に染み渡っていく。

瑞穂の国、水の王国、日本の食材を生かした、澄んだ味わいだ。
和牛ならではの、食感とのど越し、香りを徹底的に生かしたヒレステーキで有名だが、
すべての料理に、一定の信念が貫かれている。
日本としての良さ
日本人ならではの感覚を生かすことに心を砕いている。
それは〆のご飯もそう。
ミートソース、オマールエビのカレー。
いずれも、一口食べて笑いださずにはいられない味だ。
そして牛肉チャーハン。
甘い玉子の香りと牛肉の香りが溶け合って、目の前に運ばれてきただけで笑い出してしまう。
たべれば、油っぽさは微塵もなく、ふっくらとしたご飯の甘みが
肉のうまみと、丸く抱き合っている。
うまいなあ。うまいなあとつぶやきながら
おなかいっぱいなのに、さらさらと食べられてしまう。

今度はＧや酢ＵだねＮさん。