〜ひっそりと営む隠れ家のバーガー〜
「噛んで美味しい肉の部位ならハンバーガーにする必要がない。ハンバーガーにして美味しい部分を選んでこそハンバーガーを作り意味がある。そう師匠から教わりました」.
KAYAさんは、松戸の「Rs」で働いたのちに、今の店でハンバーガーを作り始めた。適度に脂肪が入った黒毛和牛の粗挽を仕入れ、注文ごとに手でコネ、成形して焼く。
一口噛んだ瞬間、肉の香りが広がった。
照り焼きソースの甘みの奥から、猛々しい肉汁があふれ、香る。
肉好き心のツボを突いて来る。
ハンバーガーを食べているというより、「肉を食らっている」という感覚がある。
猛々しさだけではない、和牛特有の穏やかさもあって、そのバランスがいい。
さらには、太さの違うフライドポテトを揃えるとこなんざも、心憎い。
たっぷり挟んだ野菜とパテが共鳴する、「野菜バーガー」もおすすめである。
店は、昨日開店した。
六本木ヒルズの脇、とあるビルの地階にひっそりとある。
夜は紹介制のバーだが、昼の時間はハンバーガー店となる。
店の名前は「アルデバラン(Aldebaran )」、このハンバーガーの名前は「リアルバラン」。