本には旬というものがある。

日記

本には旬というものがある。
背表紙や表紙を見た瞬間に、読んでくれと呟かれる時である。
本屋であれ、Amazonであれ、それは常に呼びかけてくるのだが、後で買おう、後で読もうと思っていると、旬は逃げていく。
箱根本箱に来ている。
ここには大量の本があって、本の呼び声に包まれる。
すぐ取って、読むもよし、テラスで、自分の部屋で読むもよし、食事をしながら読むもよし。
旬が逃げないので、自分の体と脳に、すっと溶け込んでいく。
その瞬間的な快感に酔う。
さらにいいのは、普段手を出さない、興味のないジャンルの本があることで、そんな本からも呼び止められるのだ。
そして読み出せば、止まらない。
また「箱根本箱」には、作家や有名人など、様々な選者がいて、その方々が選んだ本のコーナーもある。
その中の一つに、僕も入らせていただいた。
左の写真がそうで、小冊子にはそれぞれの本に対する、簡単な書評も載せている。
食に興味のある方はもちろん、普段あまり食関係の本は読みませんという人にこそ、読んでほしい。
そんな本を集めました。
また、今回出会った本の中では、「ゴリラと学ぶ」という本がダントツに面白かった。
共感、共食、五感、社会性、家族、そして今後の人間の在り方を、ゴリラ研究の中から問う対談である。
食に関わるものとして、避けては通れぬ課題をいただいた。