打ち立て蕎麦に、雌黄の雪が降る。

食べ歩き , ポエム

打ち立て蕎麦に、雌黄の雪が降る。
蕎麦の朴訥とした甘みに、生カラスミの旨味添って、冬が深くなっていく。
すかさず宗玄のぬる燗を滑り込ませた。
ああ、蕎麦とカラスミの香りに艶が加わり、心をじっとりと溶かしていく。
金沢「蕎味 櫂」、12月の蕎麦。