「パクオコ」。

なんのことかと思えば、パクチーのお好み焼きである。

これは一度食べてみないといけない。

お好み焼きソースの味に負けないのか、試してみなくてはいけない。

使命感を胸にいだきながら、店へと向かう。

「パクオコ」を食べたいが、「ホルオコ」もあるではないか。

ホルモンのお好み焼きである。

ホルモン好きとしては見逃すわけには行かない。

一瞬両者を頼むことも考えたが、もう分別のある大人になったので、やめた。

しかし、パクチーとソースの相関関係を探りたく、「岡パク焼き」も頼んでみた。

「岡パク焼き」とは、クレープ状に薄く引いた生地にパクチーを載せ、紅生姜などを合わせたものである。

つまりねぎ焼きのネギの代わりに、パクチーなのね。

前菜に「イカ焼き」を頼んだら、「エビも少し入れときますね」と、ご主人がサービスしてくれた。

おじさんは嬉しくなって、昼だというのにビールを頼む。

次に現れし「岡パク焼き」は、2つの味になっていた。

ソース味とゆずポン酢味である。

ゆずポン酢味からいただく。

いい。

しょっぱ酸っぱい、もちっとした生地を噛むと、中からシャキッとした歯ざわりとともにパクチーの香りが溢れ出て、嬉しくなる。

ベトナム人がフランス統治時代に作りましたという雰囲気がある。

ということはこれをニョクナムでやっても美味しいぞ。

一方ソースの方はどうだろうか。

うむ。やはりソースの迫力に負けている。

圧倒的なうま味の後ろから、健気に香りがでている。

やはりソースには勝てないのだな。

続いて「ホルオコ」が来た。

脂たっぷりの小腸がたっぷり入っている。

ソースの甘辛さと脂の甘さが抱き合って、食欲を刺激する。

この出会いをさらに下品にしたくて、マヨネーズと七味をかけてみた。

一気に下町感が出る。

すでにビール中瓶一本飲んだけど、ハイボールを頼もう。

全国有数のパクチー生産量を誇る、「パクオコ」。
なんのことかと思えば、パクチーのお好み焼きである。
これは一度食べてみないといけない。
お好み焼きソースの味に負けないのか、試してみなくてはいけない。
使命感を胸にいだきながら、店へと向かう。
メニューを開くと、「ホルオコ」もあるではないか。
ホルモンのお好み焼きである。
ホルモン好きとしては見逃すわけには行かない。
一瞬両者を頼むことも考えたが、もう分別のある大人になったので、やめた。
しかし、パクチーとソースの相関関係を探りたく、「岡パク焼き」も頼んでみた。
「岡パク焼き」とは、クレープ状に薄く引いた生地にパクチーを載せ、紅生姜などを合わせたものである。
つまりねぎ焼きのネギの代わりに、パクチーなのね。
前菜に「イカ焼き」を頼んだら、「エビも少し入れときますね」と、ご主人がサービスしてくれた。
おじさんは嬉しくなって、昼だというのにビールを頼む。

現れし「岡パク焼き」は、2つの味になっていた。
ソース味とゆずポン酢味である。
ゆずポン酢味からいただく。
いい。
しょっぱく酸っぱい、もちっとした生地を噛むと、中からシャキッとした歯ざわりとともにパクチーの香りが溢れ出て、嬉しくなる。
ベトナム人が、フランス統治時代に作りましたという雰囲気がある。
ということはこれをニョクナムでやっても美味しいぞ。
一方ソースの方はどうだろうか。
うむ。
やはりソースの迫力に負けている。
圧倒的なうま味の後ろから、健気に香りを出してはいるが、やはりソースには勝てないのね。

続いて「ホルオコ」が来た。
脂たっぷりの小腸が、たっぷりと入っている。
ソースの甘辛さと脂の甘さが抱き合って、食欲を刺激する。
この出会いをさらに下品にしたくて、マヨネーズと一味をかけてみた。
一気に下町感が出る。
こりゃあ、すでにビール中瓶一本飲んだけど、ハイボールを頼もう。

全国有数のパクチー生産量を誇る岡山の「もり」にて。にて。