君はペヘレイを食べたことあるか?
と、鮨のネタケースに横たわる青魚が聞いてきた。。
それを刺して「サルディーナ」聞くと、「ペヘレイ」と答える。
なんじゃペヘレイとは? と首を傾げていると、もう一人のベテランペルー人板前が、「サヨリ」と答える。
そこで握ってもらった。
うむ。サヨリといえばそうだが、もう少し味が淡味で、微かなクセがある。
キビナゴのようでもある。
生姜効かせた鮨はケッコウいける。
天ぷらにするとキスみたいでおいしいらしい。
調べてみたら、ペへは魚、レイは王様で、王の魚という立派な意味である。
(Pejerrey、学名 Odontesthes bonariensis は、トウゴロウイワシ目アテリノプシス科の魚の一種。南米ラプラタ川原産)
ちなみにペへサッポ(カエル魚)というのもあって、カレイの小さいような形をしているが、下側に吸盤があり、それで岩に張り付き、強力な歯で貝を食べるという。
そのためか、ゼラチン質が多くうまいという。
その他「トシロー」では、平目、鰹、蛸(硬くて食べれないため、塩揉みせずに片栗粉で揉んでから長時間茹でる。足に対して平行に切る)、ヤリイカをいただいた。
酢が弱く、御飯柔らかく、粉わさびだが、街場の出前すし、会社の納会や通夜の席で出される桶の盛り合わせ鮨と言った風情の味で、それはそれで中々良い