溶ける直腸 2015.10.15 食べ歩き , 東京 , 内臓 , 焼き鳥・やきとん Tweet A直腸は、ふんわりと歯の間で踊り、甘く消えていく。 ああ、体の力が抜けるからもうやめて。 一頭から二個しか取れないというコメカミは、噛み締めれば噛みしめるほどに味が湧き出て、ふられたトリュフ塩が色気を呼ぶ。 こいつはワインだ、ちこうよれ! チレは、そのかすかなエグミを消すよう、和歌山の上質な山椒が振られて、脂の甘みを持ち上げる。 あとは、焼酎を飲み、ワインを飲み、大笑い。 鳥茂にて。