久しぶりにチャモった。
初めてこの店のことを知ったのは、1978年に出版された、漫画家富永一郎氏の「安くてうまい店242店」だった。
二十代の頃に読んで出かけ、以来約50年ぶりである。
当時は他になかった、珍しいデミグラスソースのオムライスに、ご馳走感があったなあ。
店主の老齢化で、2023年に閉店されたが、一階のイタリアン「フラミンゴ」が味を惜しんで、レシピを受け継ぎ、現在に至っている。
50年ぶりの味わいに、疼いた。
頼んだのは、名物牛タンでなく、ソーセージである。
オムライスの中はバターライス、外にはたっぷりのソースが流されていた。
今から50年前、デミグラスソースとバターライス、半熟側が表というオムライスは画期的であった。
店主のコペルニクス的発想がすばらしい。
このオムライスはさまざまな食べ方があろう。
僕の好きなのは、ソースとご飯をよくよく混ぜて食べることである。
さらには時々、せっかく半熟が外側になった薄焼き卵をひっくり返して、食べることである。
うむ、継続は力なり。







