弁当勝負
前代未聞の勝負となった。
買ったのは、味の陣特別販売の弁当、「大相撲1月場所、幕乃内弁当」1750円である。
国技館でしか販売してない弁当を,特別にJRクロスステーションが販売するという弁当である。
その証拠に箸袋は、「国技館サービス株式会社」となっていた。
ただし値段が高い点と、肉系料理が今ひとつで、小松菜炒めと柴漬けが一緒になっているとか、豚角煮の下の舞茸炒めが意味不明など、不思議がある。
だが蒲鉾、甘い卵焼き、鮭味噌漬け焼きという,幕の内の神器の三種がしっかりしているのが救いであった。
問題は対戦相手である。
EXで前後左右空いている3人席を取った。
経験上、3席空いた窓側の席を取れば、隣には誰も来ないことが多い。
しかしJRはどんな売り方をしているのだろう。
隣も前後もタイ人おばさん団体客に囲まれたのである。
タイ人四面楚歌となった。
僕の新幹線史上、名古屋東京間お伊勢参りいなか老人包囲網事件、熱海京都間韓国人おばさん取り囲み事件に続く、三度目の囲繞である。
どうやら僕は、おばさんたちに包囲される星の下に生まれたようだ。
となりの2人の推定50歳おばさんたちは,1人がカステラ,1人がピーナッツバターコッペであつた。
2人はそれぞれを分け合って食べている。
これが彼女たちの朝食らしい。
他のタイ人おばさんたちも何か食べている気配があり,よほど立ち上がって確かめたかったが,その勇気はなかった。
ということで、今回は明らかな勝利であるが,これが勝ち負けど言っていいのか、不明である。
動揺して、弁当の中身を取り忘れるという失策を犯してしまったため公式ページより写真をお借りしました。