試合は、世の中には「絶対」はないということを教えてくれた。
試合後の本田圭佑との対談で、なぜ勝てたのかと聞かれた岡ちゃんは言っていた。
「マリノスで優勝した試合もそうだったげど、怪我人続出で今日は負けるぞと思っていたら、相手が何故か弱気な攻めで勝ってしまった。勝ちに理由なし、負けには理由ありと、野村監督が言っていたように、何故勝てたのかは理由がない。ただし勝ちたいという思いの強さ、それを継続できた人には、神様が御褒美をくれるのだとしか思えない。おそらくポイチにはそれがあったんだ」。
そう言っていた。
素人からすると、なにか甘い言葉で、奇跡にすがっているかのように思えらかもしれない。
だがワールカップを始め、壮絶な経験を重ねてきた岡田さんだから言える言葉なのだろう。
「次の試合は勝ちます」。
そうコスタリカ戦の後に口にした選手たちの言葉は、単なる強がりではない、揺るぎなき信念があったように感じた。
スペイン戦で、「シャビやイニエスタがいないので、想定内で怖くない」と、本田圭佑が言っていたように、同じようにバルサ中心で固められたスペイン代表は、日本より技術はあるかもしれないが、怖くはなかった。
そのことも、選手の何人かと対戦経験のある選手たちは、わかっていたのかもしれない。
次は、クロアチアである。
クロアチア対ベルギーの試合は、0-0だったが、解説者も「いやあすごかった。いいものを見せてくれた」と、感想を漏らしたように、今回のワールドカップでは、ベストと思われる試合で、壮絶なる殴り合い、サッカーというスポーツの面白さを見せつけられたゲームだった。
モドリッチもコヴァチッチも全盛期に見せた、想定外の怖さはない(若いディフェンダーのグヴァルディは化物だが、日本にも富安がいるさ)
だかあの試合を見る限り、メンタリティの太さは、ドイツやスペインより上だと思う。
クロアチアに勝てば、次はおそらくブラジルである。
世の中に絶対はない。
嬉しい睡眠不足が後2週間続くことを、信じる。sinnjiru.
信じる。
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