アレバがあれば。

食べ歩き ,

渋谷ロスバルバドス勝手に救済。
今夜はアフリカ。

アフリカンベジーローフの、肉のような味に目を丸くし、
ドライトマトのダシが効いた、まったく動物性出汁を使っていない
ひよこ豆と野菜のクスクスの、深く優しい滋味になごみ、
セネガルの白身魚のマフェの汁にフフ(キャッサバのマッシュ)をつけて食べるのに、虜となる。

受けたのは「アレバ」。
アルゼンチンの定番主食だということだ(今アルゼンチン紀行の写真展をしている関係で)
とうもろこし粉の、トウモロコシのほの甘い香りがするマフィンのようなパンの間に
チーズ。
溶けたチーズ。
庶民の力強さと優しさの料理。うまい。
「あればまた作ってね」。
「あればね」と、オヤジダジャレで応酬しあう。

酒はラムに、パステイスみたいな、くっさい臭いクサラック(親父ギャクではありません)に、
チュニジアのイチジクブランデー ブッハオアシス。
ありがたき幸せ。