パセリの矜持。 2012.09.01 食べ歩き , 日記 , 葉茎菜 , 香辛野菜 , てんぷら Tweet パセリは自分のことをどう思っているのだろうか。 大抵は付け合わせで、皿の中に残されてしまう。 あるいは彩用で、みじん切りにされる。 古代ローマで競技勝者の冠に用いられた栄光や、図抜けたビタミンC含有率が、生かされていない。 そんな待遇ながら、健気に粛々と生きている。 日本橋「てん茂」でパセリの天ぷらを食べたら、苦味の中より甘みが顔を出した。 それが妙に誇らしげであったのが嬉しかった。