浅草「noura」
街のフランス料理店である。
小学生の子供を連れた家族もいれば、カップルもいる。
50代の女性二人連れもいれば、70代のおばあちゃんもいる。
そんな方々が一列に並んで、食事を楽しんでいる。
今まで多くのフランス料理店に行ったが、こんな光景には出会ったことがない。
メニュー名は、王道のビストロ料理が並び、その何れもが丁寧に作られた美しい味である上に、脇役などに軽いひねりが加えられているのだが、やりすぎてはいない。
それがフランス料理好きの心もくすぐる。
気楽に楽しく上質な料理を。
締めにお腹空いたら、魯肉飯もどうぞ。
どこにでもありそうながらなかった、ビストロである。
- パンケーキ メープルシロップとトリュフオイル FB参照
- とうもろこしの冷たいスープ
3.梶谷農園の冷たいサラダ
4.北海道産生ウニのシャンパンゼリー寄せ 牡蠣のムース添え
牡蠣のムースもさることながら牡蠣のソルベがすばらしい。冷たさの中に牡蠣の滋養を詰め込んだソルベで、ウニと一緒に食べると、まぶたの裏に海の底が見えてくる。
牡蠣と開けた時に出たジュースを凍らせて、パコジェットにかけたものだという
5.ダニエルキャスタンのフォアグラ
こうしたフォアグラを食べる機会がなくなったなあとおもう。上質な脂の香りをじっとりと楽しむ。本来のフォアグラの楽しみがある。
バニラとシェリーヴィネガーとキャラメルでマリネしたジロール茸、ダニエルキャスタンさんのフォアグラを取った後のマグレカナール胸肉の塩漬、ビーバーブレットのマルディグラのトースト
このガルニが心憎い
6.テット・ド・ポーのクロメスキ
カリリと揚げた衣の中から。コラーゲンの甘みに溢れた豚の詰め物が現れる。その食感の対比を純に楽しむ
7.石田棉羊牧場の子羊と手亡豆のトマト煮込み
ほろりと崩れる子羊の滋味と豆の甘み、しみじみとうまい。できれば前菜を軽くし、メインはこれを大盛りにしてワインともに一人でしみじみ楽しみたい
パニス添えでこれまた心憎い
8.魯肉飯ハーフ
フレンチを食べてきた後にこれを二人でシェアして食べる。すると二人の距離が縮まった木になる不思議がある。
9.ゴールデンパイナップルのコンポート パイナップルとコリアンダーのシャーベット。
香菜の香りがパイナップルの甘みに寄りかかって、熱帯地の幻影を漂わすエキゾチックな魅力。