東京はちょいと肩身が狭い 2008.03.25 食べ歩き , 東京 , お好み焼き その他粉もん Tweet 源は古く、中国は煎餅(センビン)に始まって、利休考案による麩の焼きを先祖とし、昭和初期、もんじゃ焼き(文字焼き)、どんどん焼き、一銭洋食を経てお好み焼きと相成った。 溶いた小麦粉の如く、ゆっくりと全国に広がり、一大文化を築いた広島と関西では、「うちとこが一番じゃ」と胸を張る。 東京は、ちょいと肩身が狭い食べ物だ。 でも各地のお好み焼きが楽しめるのは、唯一の特権なり。広島から、大阪から、神戸から出てきた自慢の品を、数少ない東京風を、コテを片手にほおばろう。