冷やし中華はじめました。
最近この張り紙のフライングが目につく。
冷やし中華は6月から。
そう、法規制してほしい。
中には4月から張るバカがいて、
「もう夏かあ」とあせりだし、
「冷やし中華食べたい欲求」が、ぐんぐん上昇する。
しかし、
食べない。
張り紙横目に、耐えがたきを耐え、6月に一気に爆発させる。
爆発の一歩、冷やし中華開きは、フツーがいい。
クラゲもふかひれも焼き豚もゴマだれもレタスもいらない。
どの町にでもあるフツーの中華屋で、フツーの冷やし中華を食べる。
今年はどこにしようか。
そう考えるといてもたってもいられなくなる。
結局志木駅はずれの「梅香軒」。いいなあしおれていて。
「冷やし中華にビール」。
スポーツ新聞読みながら、ビールで待つ。
「はいおまちどおさん」。
「冷やし中華」700円。
細麺。いい。
ハム、錦糸卵、きゅうり、紅ショウガ、海苔よし。
余計な具が入っていないのがいい。もやし、あれはいけません。
レタス。意味わかりません。
醤油、酢、ゴマ油、砂糖、味の素よし。
味の素出過ぎていない。よし。
よくよく混ぜる。まんべんなく混ぜる。
ズルルル。
からしを少しだけタレに溶かし、ズルルル。
からしをタレにさっとくぐらせてから、あちこちになすりつけてズルルル。
胡瓜だ紅ショウガだハムだ玉子だと、舌で確認しながらズルルル。
合間にビール。
再びズルルル。
ようやく僕の夏がやってきた。