それは爽やかな酸味を広げて、口の中を駆けて行った。
アリである。赤アリである。
言われなければ、アリとはわからない。
上のネギや手と比較するとよくわかると思うが、錦松梅ですと言われても信じるほど小さい。
この柑橘系のような酸味を調味料として使うのだという。
これは、主に樹木上を縄張りとして活動するアリで、一番ポピュラーであるらしい。
酸味だけで苦味も甘みもない、かすかなうま味があるだけである。
カンボジアの中央市場で、おばちゃんが売っていました。
袋にたくさん入れて1USドル。
うむノマに教えてやらねば。