納豆を食べに、ミャンマーまで行ってくる

マンダレーに着いた。

「納豆」を食べるためである。

日本で「納豆を食べに、ミャンマーまで行ってくる」というと、

 「え?  納豆って日本人だけが食べているものじゃないの?」と、必ず驚かれた。

次に、「日本と同じ納豆なんですか?  どうやって食べるんですでいか?」と、皆がそろって、矢継ぎ早に質問してくる。そこで私は、

「糸引き納豆もあるけど、日本ほど粘っていない。主流は、すり潰して伸ばし乾燥させた、せんべい納豆かな。ミャンマーのシャン族のソウルフードなんだ」

「トナオと言って、ほら納豆とどこか通じる名前でしょ」と、わかった風なことを述べるのだが、実はすべてこの本の受け売りである。

だが納豆ファンなら、シャン族のソウルフードを、一度食べてみたくないか❓

というわけで、5人による「納豆及び発酵食品研究団」は結成され、ミャンマーに向かったわけである。

写真は、バンコクのホテルでの朝食で、これから納豆を食べに行くというのに、食べてしまった、迎え納豆。

試しに、ジャスミンライスとも合わせてみたが、米の香りが納豆の香りとぶつかって、勝手知ったる味との違いに愕然とした。

果たして、ミャンマーの納豆は?

以下次号。