Indianと書いて「インデアン」と読むのは、大阪と同じである。
大阪が1947年、帯広が1968年創業。
この二つにどのような関係があるかはわからないが、ナプキンにかかれたマークは、よく似ている。
ちなみに金沢にも同名のカレー店がある。
店名は大阪が古いが、帯広の店構えが素晴らしい。
堂々たる日本人が考えるインド風で、郊外の店はなんとタージマハールを模した店もあるのである。
さて帯広のインデアンカレー、390円を食べた。
溶けた牛肉が入った、具なしカレーであるが、安い。
もったりとしたルーは、市販のルーカレーと同等であるが、微妙にスパイスが利いている。
つまり、家でお母さんが作るカレーより、ちょっぴり香りが複雑という段階なのである。
このだいぶ中途半端な段階が、受けたらしい。
インドには飛ばずに、お母さんからも離脱しない。
お母さんのカレーに、インド人留学生が自分のスパイスを申し訳ないので、少しだけ加えて、故郷を忍んだという味わいなのである。
これが帯広の人に受けたらしい。
家でカレーを作らずに、鍋を持ってインデアンに行く。という行為に走らせたのである。
中途半端の成功である
Indianと書いて
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